産業廃棄物保管場所の看板とは?表示義務と安全対策の要点について解説

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産業廃棄物保管場所の看板とは?表示義務と安全対策の要点について解説

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2025/08/08 産業廃棄物保管場所の看板とは?表示義務と安全対策の要点について解説

事業活動で排出される産業廃棄物。
その保管には、法令に基づいた適切な管理が求められます。
不適切な保管は、環境汚染や事故につながるリスクをはらんでいます。
安全で安心な保管体制の構築は、企業の社会的責任でもあります。
適切な保管場所の確保だけでなく、その表示にも注意が必要です。
この記事では、産業廃棄物保管場所の看板表示と安全対策の要点について解説します。

 

産業廃棄物保管場所の看板表示義務とは

 

法令で定められた表示事項

 

産業廃棄物の保管場所には、必ず看板を設置する必要があります。
看板には、以下の事項を明記しなければなりません。

・保管場所が産業廃棄物(または特別管理産業廃棄物)の保管施設であること。

・保管している産業廃棄物の種類。
20種類に分類される産業廃棄物の中から、該当するものを正確に記載しましょう。

・数量(積替えや処分のための保管場所の場合)。
一時保管で、すぐに会社に引き取ってもらう場合は不要です。

・管理者の氏名または名称、連絡先。
緊急時にも連絡が取れるよう、携帯電話番号などの外線番号も明記することをお勧めします。

・最大保管高さ(屋外で容器を用いない保管の場合)。
保管する廃棄物の高さを見積もり、記載しましょう。

 

看板のサイズと設置場所

 

看板は、縦横それぞれ60cm以上の大きさが必要です。
設置場所は、保管場所の状況に応じて適切に判断しましょう。
保管場所が分かりやすく、通行人などにも容易に確認できる場所に設置することが重要です。

 

違反した場合の罰則

 

法令に違反した場合、罰則が科せられます。
罰則の内容は、違反の内容や状況によって異なります。
法令を遵守し、適切な看板を設置することが不可欠です。

 

産業廃棄物保管場所の安全対策をご紹介

 

適切な保管方法

 

産業廃棄物は、種類や性質によって適切な保管方法が異なります。
雨水や風雨による飛散、流出を防ぐため、適切な構造の囲いが必要です。
また、地下水や公共水域への浸出を防ぐ対策も必要です。
例えば、不浸透性の材料で底面を覆う、排水口を設置するといった対策が挙げられます。

 

廃棄物別の保管上の注意点

 

廃棄物の種類によって、保管上の注意点は異なります。
例えば、石綿含有廃棄物や水銀使用製品は、他の廃棄物と完全に分離して保管する必要があります。
また、フレコンバッグやドラム缶を使用する場合は、破損や劣化がないか定期的に確認しましょう。
特に、屋外で長期保管する場合は、紫外線劣化にも注意が必要です。
ドラム缶の場合は、内容物の性質によってはガスが発生する可能性があるので、ガス抜きや気密性の高い容器を使用するなどの対策も必要です。

 

火災予防と緊急時の対応

 

可燃性の産業廃棄物を保管する場合は、火災予防対策が重要です。
消火器の設置や、火気厳禁の表示など、適切な対策を行いましょう。
また、緊急時の連絡体制を整え、万一の場合に備える必要があります。

 

まとめ

 

産業廃棄物保管場所の看板表示は、法令で定められた表示事項を、規定のサイズ以上の看板に明記する必要があります。
違反は罰則の対象となります。
安全対策としては、廃棄物の種類に応じた適切な保管方法、火災予防、緊急時の対応などが重要です。
適切な保管場所と看板表示、そして安全対策を徹底することで、環境保全と事故防止に貢献できます。
これらの点に注意し、法令遵守を徹底しましょう。

 

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