産業廃棄物の廃プラスチックとは?基礎知識と処理の注意点

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産業廃棄物の廃プラスチックとは?基礎知識と処理の注意点

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2025/03/31 産業廃棄物の廃プラスチックとは?基礎知識と処理の注意点

産業廃棄物として排出される廃プラスチック。
その処理方法は多岐にわたり、排出事業者にとって適切な処理を行うことは大きな課題となっています。
近年、海洋汚染や輸出規制といった問題も顕在化しており、より一層の理解と対応が求められています。
今回は、廃プラスチックの基礎知識から処理方法、法的責任、業者選定のポイントまでを簡潔に解説します。
廃プラスチックの適正処理にお困りの方は、ぜひご参照ください。

 

産業廃棄物で廃プラスチックの基礎知識

 

廃プラスチックとは何か

 

廃プラスチックとは、使用済みまたは製造過程で不要となったプラスチック製品や、それらの破片・切りくずなどを指します。
事業活動に伴って発生するものは産業廃棄物に分類されます。
日常生活でも大量に排出されますが、事業活動においてもその発生量は無視できません。

 

産業廃棄物としての分類基準

 

廃プラスチックが産業廃棄物に分類されるかどうかは、その廃棄物が事業活動に伴って発生したかどうかで判断されます。
製造・加工過程で発生するプラスチックや梱包材などは明らかに産業廃棄物ですが、事業場から排出される弁当容器やペットボトルなどは、自治体によって判断が異なる場合があります。
判断に迷う場合は、必ず管轄の自治体に確認しましょう。

 

廃プラスチックの種類と発生源

 

廃プラスチックの種類は多様です。
合成樹脂くず、合成繊維くず、合成ゴムくず(廃タイヤを含む)などが含まれます。
発生源も多岐に渡り、製造業、建設業、飲食業など、様々な事業所で発生します。
具体的な例としては、コンテナケース、ビニール袋、発泡スチロール、包装フィルムなどがあります。

 

廃プラスチック問題の現状:海洋汚染と輸出規制

 

近年、廃プラスチックは深刻な環境問題を引き起こしています。
適切な処理がされないまま海洋に流出したプラスチックは、海洋汚染や生態系への悪影響をもたらしています。
また、長年行われてきた海外への輸出も、輸入規制の強化により困難になっています。
国内での適正処理体制の構築が急務となっています。

 

産業廃棄物の廃プラスチックの処理と注意点

 

マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクル

 

廃プラスチックの処理方法は大きく分けて3種類のリサイクルと埋め立て処理があります。
マテリアルリサイクルは、廃プラスチックを新たな製品の材料として再利用する方法です。
ケミカルリサイクルは、化学的に処理して原料や燃料として再生する方法です。
サーマルリサイクルは、廃プラスチックを燃焼させて熱エネルギーを回収する方法です。

 

埋め立て処理とその他の最終処分方法

 

リサイクルが困難な廃プラスチックは、中間処理を経て埋め立て処理が行われます。
その他、焼却処理なども最終処分方法として挙げられます。

 

廃棄物処理法と排出事業者の責任

 

廃棄物処理法では、産業廃棄物の処理責任は排出事業者にあります。
許可を受けずに処理業者に委託したり、不適正な処理業者を選定したりした場合、排出事業者にも罰則が科される可能性があります。

 

適正な処理業者選定のポイント

 

処理業者を選ぶ際には、廃棄物処理業の許可を取得しているか、処理実績が豊富か、価格だけでなく処理内容や安全性も考慮することが重要です。
業者を選定する際には、それぞれの業者について十分に比較検討しましょう。
また、優良な処理業者かどうかを判断するための基準も確認しておきましょう。

 

処理費用とコスト削減

 

廃プラスチックの処理費用は、処理方法や廃棄物の量、業者によって異なります。
コスト削減のためには、発生量の削減、適切な分別、工夫が必要です。

 

まとめ

 

今回は、産業廃棄物である廃プラスチックの基礎知識から、処理方法、法的責任、業者選定のポイントまでを解説しました。
廃プラスチック問題は、環境問題、輸出規制といった課題を抱えており、排出事業者にとって適切な処理を行うことが非常に重要です。
廃棄物処理法を遵守し、適正な処理業者を選定することで、法的なリスクを回避し、環境保全にも貢献できます。
処理費用を抑えるためには、発生量の削減や分別方法の見直しも有効です。
本記事が、廃プラスチックの適正処理に役立つことを願っています。

 

 

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