正月飾りの処分方法・時期について解説します！

新年が明け、華やかな正月飾りは役割を終えました。新年が明け、華やかな正月飾りは役割を終えました。

そろそろ処分を考え始める時期ですが、種類によって処分方法や時期が異なり、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

神社への持ち込みや自宅での処分など、いくつかの方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

今回は、正月飾りの種類別の処分方法や時期、そしてそれぞれの方法の注意点について、分かりやすく解説します。

 

正月飾りの種類と意味・処分時期の目安

 

門松の処分方法と時期

 

門松は、歳神様を迎える目印として玄関先に飾られます。

松の内（関東：1月7日、関西：1月15日）が過ぎたら処分しましょう。

処分方法は、どんど焼きへの持ち込みが一般的です。

地域によっては、1月15日以外にもどんど焼きが行われる場合がありますので、事前に地域の神社やお寺に確認することをおすすめします。
どんど焼きに参加できない場合は、自治体の燃えるごみとして処分することもできますが、その際は、事前に自治体のルールを確認し、適切に分別しましょう。

また、大きな門松の場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。

 

しめ飾りの処分方法と時期

 

しめ飾りは、神聖な空間を作るため、玄関などに飾られます。

門松と同様に、松の内が過ぎたら処分します。

処分方法は、門松と同様、どんど焼きへの持ち込みが一般的です。
どんど焼きに参加できない場合は、自治体の燃えるごみとして処分できますが、金属部分やプラスチック部分がある場合は、分別して処分する必要があります。

また、古くなったしめ縄は、神社の古札納所へ返納することも可能です。

 

鏡餅の処分方法と時期

 

鏡餅は、歳神様へのお供え物として飾られます。

鏡開き（関東：1月11日、関西：1月15日または20日）の日におろして、家族でいただきます。

鏡開き後、残った餅は、お雑煮やお汁粉などにして食べましょう。

もし、鏡開きをする予定がない、またはカビが生えてしまった場合は、自治体の可燃ごみとして処分します。

その際は、他のごみと混ざらないように、清潔な袋に入れて処分しましょう。

 

破魔矢の処分方法と時期

 

破魔矢は、厄除けや魔除けとして一年中飾っておく縁起物です。

そのため、他の正月飾りとは異なり、松の内が過ぎたからといってすぐに処分する必要はありません。

通常は一年間飾った後、感謝の気持ちを込めて、授与された神社に返納するか、どんど焼きで処分します。

神社に返納する場合は、事前に問い合わせて、返納方法を確認しましょう。

 

正月飾りの処分方法

 

神社での処分（どんど焼きやお焚き上げ）

 

どんど焼きは、正月飾りなどを燃やして、神様を天に送る行事です。

地域によっては、1月15日以外にも行われる場合があります。
事前に地域の神社やお寺に問い合わせて、どんど焼きの開催日時や持ち込み方法などを確認しましょう。どんど焼きでは、燃える素材の正月飾りであれば、無料で処分してもらえます。
しかし、プラスチックなどの燃えない素材が含まれている場合は、受け付けてもらえない可能性があります。

また、混雑を避けるため、早めの持ち込みがおすすめです。

 

自宅での処分方法・お清めと分別

 

神社に持ち込めない場合は、自宅で処分しましょう。

その際は、まずお清めをすることが大切です。

白い紙の上に飾り物を置き、塩を振りかけ、感謝の言葉を述べてから、自治体の指示に従って分別し、処分しましょう。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミなど、素材によって分別方法が異なりますので、お住まいの自治体のホームページなどで確認しましょう。

特に、金属部分やプラスチック部分、ワイヤーなどは燃えないゴミとして分別する必要があります。

 

不用品回収業者への依頼

 

大量の正月飾りや、大きな門松などの処分に困る場合は、不用品回収業者に依頼するのも良い方法です。回収業者の中には、お焚き上げサービスを提供しているところもあります。

 

郵送によるお焚き上げサービス

 

遠方に住んでいて神社に持ち込めない場合や、自宅で処分したくない場合は、郵送によるお焚き上げサービスを利用できます。

サービスの内容や料金は業者によって異なりますので、事前に確認しましょう。

 

古札納所への返納

 

神社によっては、古札納所という、古いお札やお守りなどを納める場所があります。

しめ縄や、小さなしめ飾りなどは、古札納所に返納することもできます。

返納する際は、賽銭箱にお焚き上げ料を納めるのが一般的です。

 

まとめ

 

正月飾りの処分方法は、どんど焼きへの持ち込み、自宅での処分、不用品回収業者への依頼、郵送によるお焚き上げサービス、古札納所への返納など、いくつかの方法があります。

それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選択しましょう。