産業廃棄物の種類一覧を解説!事業活動別分類と分別方法

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産業廃棄物の種類一覧を解説!事業活動別分類と分別方法

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2025/01/20 産業廃棄物の種類一覧を解説!事業活動別分類と分別方法

産業廃棄物、その種類は多岐に渡り、事業者の方々にとって適切な分別や処理は大きな課題となっています。
廃棄物処理法で定められた20種類の産業廃棄物を正しく理解することは、法令遵守と環境保全に不可欠です。
今回は、産業廃棄物の種類を20種類に分類し、それぞれの特徴や具体例を解説します。
 

産業廃棄物の種類一覧・20種類の分類と特徴

 

燃え殻・汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ・廃プラスチック類の特徴と具体例

 
燃え殻は、廃棄物を焼却した後に残る灰や残渣です。
石炭がら、焼却炉の残灰などが代表例です。
重金属を含む場合もあり、適切な処理が必要です。
汚泥は、排水処理や製造工程で発生する泥状の廃棄物です。
活性汚泥、建設汚泥など、種類も多様です。
 
廃油は、使用済みの油で、鉱物性油、動植物性油などがあります。
引火点の低いものは危険物となり、特別管理産業廃棄物として扱われます。
廃酸はpH7.0未満の酸性廃液の総称で、廃硫酸、廃塩酸などが含まれます。
廃アルカリはpH7.0以上のアルカリ性廃液で、廃ソーダ液、写真現像廃液などが該当します。
 
廃プラスチック類は、合成樹脂、合成繊維、合成ゴムなど、合成高分子系化合物の総称です。
廃タイヤも含まれます。
 

ゴムくず・金属くず・ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず・鉱さいの特徴と具体例

 
ゴムくずは、天然ゴムを含む廃棄物です。
合成ゴムは廃プラスチック類に分類されます。
金属くずは、鉄鋼や非鉄金属の破片、研磨くずなどです。
再利用可能なものも多く、買取されるケースもあります。
 
ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くずは、それぞれガラス、コンクリート、陶磁器製の廃棄物です。
コンクリートくずは、工作物の解体などで発生するものは「がれき類」に分類されます。
鉱さいは、鉱物の精錬や製造工程で発生する廃棄物で、スラグなどが代表例です。
 

がれき類・紙くず・木くず・繊維くず・動植物性残さの特徴と具体例

 
がれき類は、工作物の解体などで発生するコンクリートやアスファルトの破片などです。
紙くずは、建設業や製紙業などで発生する紙の廃棄物です。
ただし、建設現場のオフィスで出た紙くずは、一般廃棄物となる場合もあります。
 
木くずは、建設業や木材加工業などで発生する木材の廃棄物です。
繊維くずは、建設業や繊維工業などで発生する天然繊維の廃棄物です。
合成繊維は廃プラスチック類に分類されます。
動植物性残さは、食料品製造業や医薬品製造業などで発生する動植物由来の固形廃棄物です。
 

動物のふん尿・動物の死体・動物系固形不要物・政令第13号廃棄物の特徴と具体例

 
動物のふん尿は、畜産農業から排出される牛、豚、鶏などのふん尿です。
動物の死体は、畜産農業で発生する家畜の死体です。
動物系固形不要物は、と畜場や食鳥処理場で発生する固形廃棄物です。
 
政令第13号廃棄物(13号廃棄物)は、他の19種類の産業廃棄物を処理した後に発生するもので、それらに該当しない廃棄物です。
コンクリート固型化物などが該当します。
 

事業活動別の産業廃棄物分類と分別ポイント

 

建設業における産業廃棄物の種類と分別方法

 
建設業では、がれき類、コンクリートくず、木材くず、金属くず、廃プラスチック類などが多く発生します。
これらの廃棄物は、種類ごとに分別し、適切な処理業者に委託することが重要です。
特にアスベストやPCBが含まれる可能性のある廃棄物には、特別な注意が必要です。
 

製造業における産業廃棄物の種類と分別方法

 
製造業では、発生する産業廃棄物の種類は業種によって大きく異なります。
例えば、化学工場では廃酸、廃アルカリ、廃油、汚泥などが、食品工場では動植物性残さなどが多く発生します。
それぞれの廃棄物の特性を理解し、適切な分別と処理を行う必要があります。
 

その他事業者における産業廃棄物の種類と分別方法

 
建設業や製造業以外の事業者でも、事業活動に伴って様々な産業廃棄物が発生します。
例えば、飲食店では厨芥類、病院では医療廃棄物などが発生しますが、これらは一般廃棄物と産業廃棄物に分類されます。
事業の内容に応じて、産業廃棄物と一般廃棄物を正しく分別し、適切な処理を行うことが求められます。
 

まとめ

 
今回は、産業廃棄物の20種類を網羅し、それぞれの特徴と具体例、事業活動別の分類と分別方法について解説しました。
産業廃棄物の適切な処理は、環境保全と法令遵守に不可欠です。
事業者の方々は、今回で学んだ知識を基に、自社の事業活動で発生する産業廃棄物を正しく分別し、適切な処理を行うよう心がけてください。

 

 

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