賃貸物件の残置物トラブルを防ぐ！契約前に確認すべきこと

賃貸物件を探している時、初期費用を抑えたい気持ちから「家具家電付き」の物件に目が行く人も多いのではないでしょうか。
しかし、初期費用が安く済む代わりに、後々トラブルに発展する可能性も。
「家具家電付き」と一口に言っても、実はその中には「残置物」と呼ばれる、大家さんの私物である場合があります。
今回は、賃貸物件の残置物トラブルを防ぐために、契約前に確認すべきポイントをご紹介します。

堺市堺区でよくある残置物トラブルとは？

賃貸物件で、残置物をめぐるトラブルは、決して珍しいものではありません。

1:残置物を壊してしまった

「エアコンも照明も冷蔵庫も付いている物件をお得だと思って契約したのに、修理費用は自分持ちって言われた…」
このような経験をした方はいませんか。
残置物は、設備と違って、修理・交換費用は借主（契約者）持ちになるケースが一般的です。
特に、初期費用を抑えたい学生さんや社会人1年目の方は、残置物が故障した時のリスクについて、しっかりと理解しておくことが大切です。

2:残置物を勝手に処分してしまった

「照明器具を持っていたので、元からあった照明を捨ててしまった」「家具や家電が邪魔だったので処分した」など、借主が勝手に残置物を処分してしまうケースも考えられます。
しかし、残置物は貸主の所有物であるため、無断で処分することは、トラブルに繋がる可能性があります。
大家さんから「新品を買って弁償しろ」と言われるケースもあるため、不用な残置物は、契約前に撤去してもらうように交渉する必要があるでしょう。

残置物トラブルを防ぐための契約時のチェックポイント

残置物トラブルを防ぐためには、契約時にしっかりと確認することが重要です。

1:設備なのか残置物なのか

まず、物件に設置されている家具家電が「設備」なのか「残置物」なのかを明確にしましょう。
設備とは、物件に備え付けられているもので、賃貸契約期間中は無料で使用することができます。
一方、残置物は、大家さんの私物であり、修理や交換の費用は借主負担となる場合がほとんどです。

2:修理・交換費用は誰が負担するのか

残置物がある場合は、修理・交換費用が誰が負担するのかを契約書で確認しましょう。
多くの場合、残置物の修理・交換費用は借主負担となります。

3:使用できる状態なのか

残置物が、入居後すぐに使用できる状態なのかを確認しましょう。

例えば、エアコンや冷蔵庫などの家電製品は、動作確認を行い、正常に機能することを確認することが大切です。

4:不要な場合は撤去してもらえるのか

残置物が不要な場合は、入居前に撤去してもらえるのかを交渉しましょう。
大家さんは、残置物の撤去費用を負担しない場合もあります。

まとめ

賃貸物件の残置物トラブルは、契約前にしっかりと確認することで防ぐことができます。
特に、初期費用を抑えたいと考えている方は、残置物に関する情報をしっかり理解した上で契約するようにしましょう。
契約前に確認すべきポイントは、設備なのか残置物なのか、修理・交換費用は誰が負担するのか、使用できる状態なのか、不要な場合は撤去してもらえるのかなどです。
これらのポイントをしっかりと確認することで、安心して賃貸契約を結ぶことができます。