サッシ窓の処分を考えているあなたへ！適切な処分方法とは？

家庭内で不要になったアルミサッシ窓を適切に処分したいと考えているあなたへ。
アルミサッシ窓は軽量で耐久性に優れ、リサイクル可能な素材ですが、その処分方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、アルミサッシ窓の特徴や利用シーンを解説した上で、効率的かつ環境に配慮した処分方法を詳しくご紹介します。

□アルミサッシ窓とは？その特徴と利用シーン

1:アルミサッシ窓の定義と構造

アルミサッシ窓とは、窓枠の材質にアルミニウム合金を使用したサッシ窓のことです。
一般的に6063や63（ロクサン）と呼ばれるアルミニウム合金が建具用途で用いられており、窓枠以外にも各種部品（ネジ、滑り止め、戸車、鍵など）で構成されています。

2:アルミニウム合金の特性

アルミサッシ窓に用いられるアルミニウム合金は、以下のような特長を持っています。

・軽量で高強度、耐食性に優れる
・押出し加工性が高く、複雑な形状への成形が可能
・熱伝導率が高いため、断熱性能の調整が重要
・溶接には不向きだが、表面処理により美観や耐久性を高められる

・無害でリサイクル性に優れ、環境負荷が低い

3:アルミサッシ窓の普及背景と利用シーン

日本における本格的なアルミサッシ窓の普及は比較的新しく、高度経済成長期以降に急速に進みました。
木製や鉄製サッシと比べて、アルミサッシ窓は軽量で耐久性が高く、大量生産にも適していたためです。
現在では戸建て住宅やマンション、ビルなど幅広い建築物で使用されており、日本のアルミサッシ普及率は先進国の中でもトップクラスとなっています。

□アルミサッシ窓の効率的な処分方法

1:粗大ごみとしての処分

多くの自治体では、アルミサッシ窓は粗大ごみに分類されます。
処分方法は、ごみ処理施設への直接持ち込みと、自治体の戸別収集サービスの利用の2通りがあります。

ごみ処理施設へ直接持ち込む場合、受付時間内であれば即日処分が可能です。
ただし、重量物の運搬や荷下ろしを自身で行う必要があります。
手順は、受付、計量、荷下ろし、再計量・料金支払いの順番となり、料金は10kgあたり100～200円程度が相場です。

一方、戸別収集サービスを利用する場合は、自宅近くまで収集に来てもらえる利便性がありますが、申込みから収集まで1～2週間程度の期間を要します。
料金は自治体によって異なりますが、戸建て住宅で1000～3000円程度が目安です。
マンションや集合住宅の場合は、管理会社や自治会を通じての申込みが一般的です。

2:不用品回収会社の利用

不用品回収会社に依頼することで、アルミサッシ窓を手軽に処分できます。
料金は会社や窓の状態によって異なりますが、1500円～3000円程度が相場です。
迅速対応を強みにしている会社も多く、即日や翌日回収のサービスも見られます。

回収を希望する際には、まずはインターネットや電話で見積もりを依頼しましょう。
適正な価格設定の会社選びが大切です。
また、アルミサッシ窓の状態（付き物の有無、破損の程度など）を正しく伝えることで、回収の可否や買取額のアップにつながります。

3:買取サービスの活用

状態の良いアルミサッシ窓であれば、不用品回収会社による買取や、リサイクル会社への売却で収入を得られる可能性があります。
アルミニウムのスクラップ価格は日々変動しますが、付き物を外した状態の窓枠のみであれば、1kg当たり20円～50円程度の買取相場となっています。

ただし、窓ガラスやゴムパッキン、その他付属品が付いたままだと買取価格は大幅に下がるか、買取自体を断られることもあります。
できる限り本体のみの状態にしてから査定を依頼することをおすすめします。

□まとめ

本記事では、アルミサッシ窓の基本的な特徴と、不要になった際の適切な処分方法についてご紹介しました。
軽量で耐久性に優れ、リサイクル性の高いアルミサッシ窓ですが、処分の際は自治体のルールに則った粗大ごみ処理、不用品回収会社の利用、買取サービスの活用など、状況に合わせた方法を選ぶことが大切です。

廃棄する際も、アルミニウムのリサイクルを念頭に置きつつ、適切な会社選定を心がけることで、環境負荷の低減とともに処分コストの最適化が図れるでしょう。
快適な住空間を長年にわたって支えてきたアルミサッシ窓を、ぜひ効率的かつエコフレンドリーに処分してくださいね。