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産業廃棄物としての廃油について解説!基礎から処理方法までの全て
環境に配慮し、法令順守に熱心な事業主の皆様へ。 産業活動から排出される廃油は、適切に管理・処理することが求められています。 本記事では、産業廃棄物としての廃油の種類や特性、関連する法規制、そして適切な処理方法について詳しく解説します。
産業活動に伴って発生する廃油は、その種類によって特性や危険性が異なります。 主な廃油の種類は以下の通りです。
1:動植物性油
サラダ油、ラード、天ぷら油などの食用油が該当します。 これらは比較的リスクが低い廃油とされています。
2:鉱物性油
潤滑油、エンジンオイル、重油など、機械の潤滑や燃料として使用される油です。 適切な処理が必要です。
3:廃溶剤
アルコール類、洗浄油、石油系溶剤など、洗浄や溶解に用いられる液体が含まれます。
引火性や毒性がある場合があります。
4:固形油
アスファルト、クレヨン、固形石けんなど、常温で固体状の油性物質です。 溶融すると流動性が出るため注意が必要です。
5:揮発油類
ガソリン、灯油、軽油などの引火点が70度未満の油は、特に危険性が高く特別管理産業廃棄物に指定されています。
6:その他の廃油
インクかす、油紙くずなど、上記以外の油性廃棄物が該当します。 それぞれの特性に応じた処理が求められます。
これらの廃油は、その危険性や環境影響の度合いに応じて、産業廃棄物または特別管理産業廃棄物に分類されます。 事業者は、廃油の種類を正しく把握し、法令に則った適切な管理・処理を行う必要があります。
産業廃棄物としての廃油は、複数の法律によって規制されています。 事業者は、これらの法規制を遵守し、適切な処理方法を選択しなければなりません。
1:関連法規
廃油の処理に関連する主な法律は以下の通りです。
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法) ・特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法 ・資源の有効な利用の促進に関する法律(リサイクル法)
これらの法律は、廃油の収集、運搬、処理、最終処分の基準を定め、事業者に適切な管理を求めています。
2:処理方法の選択
廃油の処理方法は、リサイクルと最終処分の2種類に大別されます。
リサイクルには、燃料としての再利用と他の原料への再生があります。 エンジンオイル系の廃油は、再生重油や潤滑油として製品化できます。 また、石鹸やバイオディーゼル油の原料にもなります。
リサイクルに適さない廃油は、油水分離後に焼却処分や埋立処分されます。
特別管理産業廃棄物に該当する廃油は、より厳格な基準に従って処理する必要があります。
3:処理の委託
多くの事業者は、産業廃棄物処理業者に廃油の処理を委託します。 その際、処理業者が適切な許可を持っているか確認し、マニフェストを交付して処理の流れを管理することが重要です。
産業廃棄物としての廃油は、種類によって特性や危険性が異なり、適切な管理と処理が求められます。 事業者は、廃棄物処理法をはじめとする関連法規を遵守し、リサイクルや最終処分などの適切な処理方法を選択する必要があります。
廃油の処理を委託する際は、許可を持つ産業廃棄物処理業者を選び、マニフェストによる管理を徹底しましょう。 環境保全と法令順守に努めることが、持続可能な事業活動につながります。
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環境に配慮し、法令順守に熱心な事業主の皆様へ。
産業活動から排出される廃油は、適切に管理・処理することが求められています。
本記事では、産業廃棄物としての廃油の種類や特性、関連する法規制、そして適切な処理方法について詳しく解説します。
□産業廃棄物としての廃油について
産業活動に伴って発生する廃油は、その種類によって特性や危険性が異なります。
主な廃油の種類は以下の通りです。
1:動植物性油
サラダ油、ラード、天ぷら油などの食用油が該当します。
これらは比較的リスクが低い廃油とされています。
2:鉱物性油
潤滑油、エンジンオイル、重油など、機械の潤滑や燃料として使用される油です。
適切な処理が必要です。
3:廃溶剤
アルコール類、洗浄油、石油系溶剤など、洗浄や溶解に用いられる液体が含まれます。
引火性や毒性がある場合があります。
4:固形油
アスファルト、クレヨン、固形石けんなど、常温で固体状の油性物質です。
溶融すると流動性が出るため注意が必要です。
5:揮発油類
ガソリン、灯油、軽油などの引火点が70度未満の油は、特に危険性が高く特別管理産業廃棄物に指定されています。
6:その他の廃油
インクかす、油紙くずなど、上記以外の油性廃棄物が該当します。
それぞれの特性に応じた処理が求められます。
これらの廃油は、その危険性や環境影響の度合いに応じて、産業廃棄物または特別管理産業廃棄物に分類されます。
事業者は、廃油の種類を正しく把握し、法令に則った適切な管理・処理を行う必要があります。
□廃油の法規制と処理方法
産業廃棄物としての廃油は、複数の法律によって規制されています。
事業者は、これらの法規制を遵守し、適切な処理方法を選択しなければなりません。
1:関連法規
廃油の処理に関連する主な法律は以下の通りです。
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
・特定産業廃棄物に起因する支障の除去等に関する特別措置法
・資源の有効な利用の促進に関する法律(リサイクル法)
これらの法律は、廃油の収集、運搬、処理、最終処分の基準を定め、事業者に適切な管理を求めています。
2:処理方法の選択
廃油の処理方法は、リサイクルと最終処分の2種類に大別されます。
リサイクルには、燃料としての再利用と他の原料への再生があります。
エンジンオイル系の廃油は、再生重油や潤滑油として製品化できます。
また、石鹸やバイオディーゼル油の原料にもなります。
リサイクルに適さない廃油は、油水分離後に焼却処分や埋立処分されます。
特別管理産業廃棄物に該当する廃油は、より厳格な基準に従って処理する必要があります。
3:処理の委託
多くの事業者は、産業廃棄物処理業者に廃油の処理を委託します。
その際、処理業者が適切な許可を持っているか確認し、マニフェストを交付して処理の流れを管理することが重要です。
□まとめ
産業廃棄物としての廃油は、種類によって特性や危険性が異なり、適切な管理と処理が求められます。
事業者は、廃棄物処理法をはじめとする関連法規を遵守し、リサイクルや最終処分などの適切な処理方法を選択する必要があります。
廃油の処理を委託する際は、許可を持つ産業廃棄物処理業者を選び、マニフェストによる管理を徹底しましょう。
環境保全と法令順守に努めることが、持続可能な事業活動につながります。
住所 〒591-8043 大阪府堺市北区北長尾町6-4-17