産業廃棄物の安定型と管理型の違いとは?それぞれの処分方法

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2024/04/26 産業廃棄物の安定型と管理型の違いとは?それぞれの処分方法

産業廃棄物の適正な処理は、環境保護と法規制の遵守に欠かせない要素です。
企業担当者としての使命は、これらの廃棄物がどのように分類され、それに応じてどのように適切に処理されるべきかを正確に理解することにあります。
本稿では、産業廃棄物を「安定型」と「管理型」に分ける基準と、各々の適切な処理方法について解説します。
 

□産業廃棄物の安定型と管理型の基本的な違い

 
産業活動から生じる廃棄物のうち、法令で指定された20品目が産業廃棄物に該当します。
これらは処理の適切性を保証するため、性状に応じて「安定型」と「管理型」の2つに大別されます。
 
1:「安定型品目」の説明
 
「安定型品目」とは、性状が安定している廃棄物のことを指します。
これらは雨水にさらされてもほぼ変化せず、環境への影響が非常に低いとされます。
一般に、「安定5品目」と呼ばれることもあります。
 
2:「管理型品目」の特徴
 
一方で「管理型品目」は、その性状が不安定であり、雨水にさらされることで変化しやすく、ガスを発生させるリスクがあります。
このため、より厳格な管理が求められます。
 
3:分類基準と処分場
 
法律用語ではないものの、この分類法は最終処分場の種類に基づいており、「安定型品目」は安定型最終処分場、「管理型品目」は管理型最終処分場で処理されることが一般的です。
 

□産業廃棄物の適切な処分方法とは?

 
産業廃棄物の処分方法は、その種類によって異なります。
ここでは、安定型と管理型の産業廃棄物に対する具体的な処分方法を掘り下げていきます。
 
1:安定型産業廃棄物の処分方法
 
安定型産業廃棄物は、その性質上、比較的シンプルな方法での処分が可能です。
具体的には、廃棄物を穴に埋め、土で覆うことにより処分します。
これは安定型の特性から、環境へのリスクが低いため実施される方法です。
 
2:管理型産業廃棄物の取り扱い
 
管理型産業廃棄物に対しては、より複雑な処分方法が必要です。
特に、二重構造の遮水層を使用し、地下水の汚染を防ぐ構造が特徴です。
この処理により、管理型廃棄物からの環境への悪影響を最小限に抑えます。
 
3:遮断型最終処分場との比較
 
さらに、有害物質を隔離する遮断型最終処分場との比較も重要です。
遮断型は、廃棄物を長期間にわたり安全に隔離するための施設であり、その数は非常に限られています。
これらの施設は、再資源化が難しい廃棄物の保管場所として機能します。
 

□まとめ

 
この記事では、「安定型」と「管理型」の産業廃棄物の分類基準と、それぞれに適した処分方法について解説しました。
環境意識の高い企業担当者は、この情報を基に産業廃棄物の適正処理を進め、環境保護と法規制の遵守に貢献することが求められます。
適切な処理方法の理解と実践は、持続可能な産業活動を実現するために不可欠です。

 

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