日本はどれくらい一般廃棄物や産業廃棄物を出している？割合もご紹介！

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日本はどれくらい一般廃棄物や産業廃棄物を出している？割合もご紹介！

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2023/12/16 日本はどれくらい一般廃棄物や産業廃棄物を出している？割合もご紹介！

日本では一般廃棄物や産業廃棄物をどれくらい排出しているか、ご存じでしょうか。
今回は一般廃棄物と産業廃棄物について、実際にどのくらい排出されているのか、またどんな産業がどのくらい排出しているのかについて、具体的な割合とともにご紹介します。
 

◻︎一般廃棄物の排出量はどれくらい？

 
まず、一般廃棄物はどれくらい排出されているのかについてご紹介します。
 
1.日本全体での排出量
 
日本全体で一年間に排出される一般廃棄物の量は、令和2年度で約4167万トンです。
これは東京ドーム約112杯分に相当します。
 
2.生活系ごみと事業系ごみ
 
一般廃棄物は、家庭から排出される「生活系ごみ」とオフィスから排出される「事業系ごみ」に大別されます。
その比率は72:28で、生活系ごみが事業系ごみの約2.5倍排出されています。
 
3.一人当たりの排出量
 
日本人一人当たりが一日に排出する一般廃棄物の量は905グラムです。
これを地球に埋め立てる量は、一日に79グラムになります。
 
4.リサイクルと処分
 
排出された一般廃棄物の約20%はリサイクルされ、残りの約80%は焼却処分されます。
このうち、最終的に埋め立て処理される割合は約9%です。
 
5.減少傾向の背景
 
一般廃棄物の排出量は、10年間で8%以上も減少しています。
これは、市民レベルでの廃棄物の減量化意識が浸透している証拠と言えます。
 

◻︎産業別廃棄物の割合とは？

 
令和2年度の産業廃棄物の総排出量は約3億7382万トンです。
これは前年度、令和元年に比べて約1200万トンほど減少した数値です。
 
内訳としては、上位5業種で総排出量の8割以上を占めています。
業種としては電気・ガス・熱供給・水道業が26.6%で最も多く、次いで農業・林業が22.0%です。
 
排出される種類についても見ていきましょう。
汚泥、動物のふん尿、がれき類が上位3品目で、総排出量の8割以上を占めています。
 
また、処理状況としては、再生利用量は約1億9902万トンで、処理割合は53.2%です。
減量化量は約1億6571万トンで、処理割合は44.3%です。
 
最終処分量は909万トンで、処理割合は2.4%です。
これは前年度に比べて約7万トン減少しています。
 

◻︎まとめ

 
今回は令和2年度の情報をもとに、産業廃棄物の量や割合についてご紹介しました。
 
意外な数値だったかもしれませんし、思っていた通りの数値だったかもしれません。
環境問題は一人一人の行動が積み重なって起きるものであり、解決もまた同じ方法でなされます。
解決に向けて、産業廃棄物の問題を意識して過ごしてみましょう。

 

 

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