特殊清掃とは？現場の例と特殊清掃を依頼する際の注意点をご紹介します！

特殊清掃という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、実際にはどんなことをしているのかは知らない方がほとんどだと思います。
そこで今回は、特殊清掃の実際の現場の事例について3つご紹介します。
さらに、後半では特殊清掃を依頼する際の注意点もご紹介します。

□特殊清掃の現場の例とは？

＊ゴミ屋敷で孤独死が発生した

間取りが1Kの部屋で孤独死が発生した事例を取り上げます。
大量の生活ゴミがあり、腐敗臭が充満していて、さらに体液、血液で部屋が汚染されているという状況でした。
この部屋に対しては、腐敗物の撤去、生活ゴミの撤去、清掃、除菌、消臭という作業が行われました。

これらの作業にかかった時間は1日で、作業にあたった人数は6名ということでした。
作業費用は978000円でした。

＊持病がある方が孤独死された

間取りが1Kの部屋で肺炎により亡くなった方の事例を取り上げます。
死因が肺炎ということで、衛生上の観点から全身防護服とN-95マスクを使っての作業が行われました。
死亡して時間が経ってから発見されたため、孤独死特有の臭いが充満していた事例です。
この部屋に対しては室内残置物の撤去と消毒、脱臭作業が行われました。

これらの作業にかかった時間は4時間で、作業人数は2名、作業費用は256000円でした。

＊タワーマンションでの孤独死が発生した

最後に、東京都のタワーマンションでの孤独死が発生した事例を取り上げます。
この事例は死亡してから1ヶ月以上かかって発見に至りました。
タワーマンションということもあり、残置物を撤去する際に腐敗臭が漏れないようにすることが大変で、作業期間が5日と長くかかってしまいました。

この部屋に対しては浴室のクリーニング、消毒、脱臭、貴重品の捜索、残置物の撤去という作業が行われました。

これらの作業にあたった人数は16名で、かかった費用は930000円でした。

□特殊清掃を依頼する際の注意点をご紹介！

特殊清掃を依頼する際にはできるだけ早めの依頼をすることがおすすめです。
特殊清掃にかかる料金は部屋の状態によるため、時間が経ってしまった部屋は状態が悪化し、料金が大きく変わることがあります。

また、特殊清掃が必要な現場には無防備な状態で入ってはいけないことに注意が必要です。
害虫や悪臭、細菌、ウイルスによって体調を崩すおそれがあります。

□まとめ

今回は、特殊清掃の現場の事例を3つ取り上げました。
また、特殊清掃を依頼する際の注意点についてもご紹介しました。
特殊清掃にかかる料金や期間は、部屋の状態によって大きく異なります。
できるだけ悪化させないように、早めに特殊清掃を依頼することをおすすめします。